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孤独死の対応と手続き・清掃に掛かる費用・相続放棄について

目次

近親が孤独死を迎えた時の対応について

あまり想像はしたくありませんが、人口減と高齢化により

孤独死は年々増える傾向にあります。

ここで、その時に困った事、対応した方法について

まとめてみました。

孤独死を身近に迎える事は、そんなに多く経験するものではありません。

状況はそれぞれ異なりますので、自分の状況に合わせて

ご参考にしていただければと思います。

第一報

孤独死はアパートや自宅での一人暮らしがもっとも

可能性が高く、恐らく警察か近所の方、

もしくはそこから連絡のあった親族から連絡が考えられます。

困った事

本人と断定できない

これは死後数週間立ってしまうと、特に夏場は腐敗が進行し

一部白骨化してしまいます。そうなると免許や写真では判断出来ず

歯の治療歴や手術の後等で判定する事になりますが、治療履歴がないと

カルテを見つめるのにも時間がかかり、最終的には数ヶ月を要する事になります。

中には、事件に巻き込まれている可能性もあり

警察の調査も慎重になります。

そうなると、恐らくそこに住んでいるので自分の親や兄弟で

あることは確かであっても警察として本人である証拠がないと

引渡しが出来ない状況となります。

なお、この後の手続きに続きますが、本人と断定されないと

その先が進まない事になります。

(単純にいろんな費用が発生します)

死亡診断書

死亡診断書は医者のみが発行可能な書類です。

通常は、土日はほぼ休みなので

死亡診断書をいただくのにも数日とお金がかかります。

地域や医者によって異なりますが、3〜10万円は必要にな李ます。

アパートであれば最低限、復元費用が掛かる

これは非常に大きな問題になります。

自宅であっても解体するのか復元するのかの問題がありますが

アパートであれば大家さんに対し、賃貸契約に基づいて

損害を保証する必要があります。

ただし、契約に基づくと保証人がその対象となりますので

必ずしも親族とは限りません。

が、保証人がいない場合は大家としても親族が頼りになります。

状態にもよりますが、特殊な清掃が必要であり

だいたい、室内の廃棄と清掃のみでも

50万から100万以上の費用が発生します。

数社に見積もりましたが、規格がバラバラで

業者によっては50万以上の差が発生します。

時間があれば数社を見積もった方が良いかと思います。

復帰だけでそうなので、アパートがそれで

人が住めなくなったり、本人判定するまでの家賃補償や

他の住民が引っ越す事になれば

損害補償問題にも発展する可能性があります。

大家さんが良心的、協力的な方であれば問題ありませんが

状況によっては、自己解決は困難になるかもしれません。

時間が無い場合は

まずは無料弁護士に相談し、それ以上の相談が必要かを

見極めて見るのが良策かと思います。

葬儀費用

これは孤独死に限りませんが、孤独死を迎えるほどなので

身内が一人もいない、絶縁している等も考えられます。

身寄りがいない場合は、自治体での対応となりますが

お経をあげて、火葬するとしても約10〜20万円ほど必要となります。

お経;3〜5万

葬儀;7〜12万

火葬:1〜2万

お墓:

 必要に応じてとなりますが、合同墓であれば

 3〜10万円ほど必要になります。

    (これは上をみればきりがありません)

最近は、宗派を選べるお坊さん、

身内だけでする葬儀

秘密に近い形でする葬儀

無宗派の合同墓等

今の時代にあった対応をしていただけるところが多くあります。

*遺骨は宅急便では輸送出来ませんが、ゆうパックであれば送付出来ます。

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生活費用の支払い

  • 電気
  • 電話
  • 上下水道
  • ガス
  • 宿
  • ローン
  • その他 契約があれば

孤独死の場合、多くは連絡が疎遠になっているので

どれだけの費用が発生するのかは生活によって大きく異なるかと思いますが

数ヶ月滞納となれば、20〜30万は掛かると考えます。

お金がある人は、老人ホームや

人と多く接触する場所にいるので大抵は

生活が苦しい方が対象になると想像出来ます。

相続について

これは故人との関わり方によりますが

一つの選択肢になります。

上記の費用だけであれば、アパートの補償問題に

ならなければ特に心配はありません。

ただし、見えない借金や連帯保証人になっていると危険です。

相続は、貯金だけではなく借金も相続の対象なので

この部分が闇である場合は、相続放棄が選択肢として

有力になります。

相続放棄の方法

相続放棄は、下記手順となります。

・場所

亡くなった方の住んでいた、所轄の家庭裁判所

・誰が

基本的に相続人

・いつまでに

故人が亡くなってから3ヶ月以内

  (知ってから3ヶ月ともあり、要確認)

・提出書類

戸籍謄本(相続本人)

亡くなった方の住民票の除票(亡くなった方の住民票がある役所で発行)

相続放棄申述書

*状況により追加書類が発生する事がある。

・費用

収入印紙800円、他送付の切手代金

提出すると数週間で処理され証明書類が届きます。

注意事項1

故人の現金や、貯金を勝手に使うと相続した事になる可能性が高いので

放棄をするつもりであれば一切使ってはいけません。

他のサイトでは、一部で故人の資産は故人の葬儀に使っても良い旨の記載も

ありましたが、放棄をするつもりであれば手をつけない方が無難かと思われます。

注意事項2

相続放棄が受理された場合は、次の親族が相続対象者になります。

事前にあなたが相続放棄をする事で、その方が相続人になってしまう事を

連絡された方が、後あと大きな問題にならないと思います。

  注意事項3

後から膨大な財産や資産があった場合であっても、一度相続放棄が受理されると

取り下げはできないので、慎重にする必要があります。

  注意事項4

故人の持ち物を勝手に処分したり、売ったりする事もできません。

すなわち、相続放棄する場合、アパートや家に全く手が付けれなくなります。

単純に放棄をするだけならば千円ちょっととなります。

↓下記リンクに相当詳しい方法が記載ありますので参考になります。

相続放棄の方法

法律は非常に複雑なので、心配な方は弁護士に相談される方が安心かと思われます。

まとめ

費用について

発生費用=約150万

内 訳

死亡診断書:10万

葬儀(火葬、お経含む):20万

アパート、家等の清掃:100万

生活費用の支払い:20万

旅費:状況次第(ほとんどの方は県外になる)

補償:状況次第(大家、家の状況次第)

ただし、絶縁状態で相続も放棄されるのであれば上記費用は発生しません。

*故人の連帯保証人になっていれば、契約の範囲内で費用は発生します。

*利害関係者が訴訟問題にする可能性もあります。

ここに記載あるのはあくまでも一例です。

最終的な判断は、自己責任にて対応願います。

心配であれば、一度弁護士さんに相談しましょう。

親族に一人暮らしをしている人がいる場合[今後]

孤独死は、特に発見が遅れるのは環境的にもコスト的にも

心労的にも絶対に避けるべき状況です。

可能であれば日頃から連絡を蜜にとるか、少なくても数日で

発見出来る環境を構築される事を強くオススメします。

例えば、

近所の人にお願いする

携帯やスマホで連絡をとる

センサーやカメラをつける

本来、少子高齢化と孤独死の問題は行政が主体的に舵を取り

社会問題とならない様に対応すべきと思います。

私案ですが、

生活保護や一人暮らしの方には、センサーを持参し

それを定期的に押さないと

保護金や年金が支給されない仕組みを

早急に構築すべきと考えます。

*電話会社と提携し、一定期間の通信が無い場合は検知する仕組みも

良いかもしれません。

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