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大林組の裏切りはなぜ?ゼネコンのリニア不正受注の談合で亀裂発生!?

大林組の裏切りはなぜ?ゼネコンのリニア不正受注の談合で亀裂発生!?リニアプロジェクトは国から約3兆円を融資された非常に大きな案件!ゼネコンで談合しお互いの利益を享受しているにもかかわらず今回大林組は他の3社を裏切って捜査に協力する事になりました!一体何があったのでしょうか?

目次

大林組の裏切りはなぜ?

特捜部が動いた事により、刑事告発が免れないと判断し

大林組は、リーニエンシー制度を利用した?!

リーニエンシー制度とは?

簡単に言うと

チクったら許してあげますよ的な制度です。

リーニエンシー(課徴金減免)制度とは、

談合している事実を自ら申告し調整に協力する事で

刑事告発や追徴金、罰金等が免除、減額される制度です。

独占禁止法には国で定められている制度ですが

自由な経済活動を阻害する行為は全てこれに抵触します。

談合は、お互いに入札する条件や価格を決めたり

話し合ったりする事をしまし、正に自由な経済活動の妨害となります。

不正に高い価格で入札されたら、それはリニアを利用する我々の

運賃に跳ね返ってくる事になり、不利益を被るからです。

裏切りの連鎖

公安員の立ち入り後でも

2番目、3番目にリーニエンシー制度を利用すれば

それぞれ、50%、30%減免されるので

残りの3社は事実であれば即刻もうし出る事になるでしょう。

大林組は真っ先に申し出たので一番被害が少なくなります。

次は鹿島か、大成か、清水か?

NEW (2018年3月3日)

→この後、清水建設が申し出て

認めていない大成建設と鹿島建設との対立となり

この2社から逮捕者が出る事態となりました。

談合は悪か?

ゼネコン社員やその関係者からすると

談合事態をコンプライアンス違反だとわかっていても

悪い事と心から思っていない感覚があると考えます。

なぜか?

談合する事によって、ゼネコン各社は

入札での労力(コストも時間も)をあまりかけずに

お互いの利益を最大限にして、進める事ができます。

これは、今回は4社にとってとても都合のよい条件です。

*無理と無駄が少ない利益のある仕事ができる。

当人も自分自身のためというよりは、(実際個人が私腹を肥やしている訳ではない)

会社の為と思って実施している。

また、経済を回す(お金を動かす)観点からしても

公的資金も含めてゼネコンを経由して末端の消費者までに

恩恵が授かれるのであれば、それも一理あるかの様に見えます。

案件が大きすぎる

今回のリニアプロジェクトは

総工費約9兆円以上の国家プロジェクトです。

ここまで大きな案件と成ると

中小企業で全体像を把握して必要な案件を分析し

大手ゼネコンと肩を並べて競争し

優位な入札ができるかと言うと、現実的ではありません。

ゼネコン大手並みの技術力、資金力、運営力がないと

とても日程をこなす事はできないと思われます。

この考えも面白いです↓

談合をなくす方法

これは社長自ら「コンプライアンス違反は厳罰に処分する」事を明言し

社内教育を徹底する必要があると考えます。

ゼネコン大手に限った話ではありませんが

社内の文化を帰るにはTOP自ら変わる事を明言し

徹底する必要があります。

近年、社外取り締まり役も多くなった環境なので

その権威と能力を最大限に発揮して

内部統制を図る事が肝要です。

まとめ

大林組は談合をしていた。

リーニエンシー制度(いわゆる、ちくり制度)を利用し

告発、追徴金を逃れる選択をした。

ゼネコン4社は絆が無くなったので、

今後、大林組同様にリーニエンシー制度を利用し

捜査に協力すると思われる。

NEW (2018年3月3日)

→この後、清水建設が申し出て

認めていない大成建設と鹿島建設との対立となり

この2社から逮捕者が出る事態となりました。

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