宇部興産倒産の可能性は!?社員の給料はどうなる?取るべき行動は!東レ・三菱マテリアル等の日本の大手で品質データーの改ざん問題が続いて大規模な不正が問題となってます!タカタの様に倒産するのか?株価が下がり経営悪化も予想される宇部興産とその関連会社で社員の給料はどうなるのか?取るべき行動とは?
目次
宇部興産倒産の可能性は!?
結論的には、すぐに倒産とはなりません
が、株価が下がり、信用も失い、業績が急激に下がる確率は高い
と言わざるをえません。
その理由は
- 売上げの低下
- 損害補償発生
- 優秀な社員の流出
売上げの低下
宇部興産のHPに記載があった様に、丸善石油と50%出資している
子会社の宇部丸善ポリエチレン株式会社で
”お客様との契約にある品質検査を実施しないで製品を出荷していた”と
記載されてます。
”宇部丸善ポリエチレンで製造している
ポリエチレン製品で約7%が該当する”
と発表されてます。
約50社(33グループ)と言われている取引先ですが
宇部興産ほどの大会社であれば大手との取引が予想され
今後の調査次第では更に増える可能性があります。
宇部興産は経済連からの要請で調査し
12月に認識してから公表までに数ヶ月かかっており
お客様への説明と対応を優先したとの事ですが
世間からは隠蔽していた?!遅い?!と思われても仕方ありません、
今回の対応は世間の信用を失いました。
改ざん内容によっては制裁も考えられ
取引先から新規入札の禁止、一定期間の取引停止となれば
売上げが落ちる可能性があります。
損害補償発生
宇部丸善ポリエチレンの検査未実施は
三菱マテリアル・神戸製鋼等とは別の問題で
お客様との契約の完全不履行なので
不具合発生有無にかかわらず契約違反です。
通常のルールであれば契約書に
買い手側(今回はお客様)で
取引の停止や違反内容による損害を
請求する権利があるので、ユーザーと
良い関係を築いてないと大変な損害が発生する恐れがあります。
”製品の品質には問題ない”旨の
コメントがありましたので
ポリエチレン製品で重大な問題につながるとは考えにくいですが
(物的に保安部品に使われる事はほぼないと推定してます)
今までの対応が悪いだけに、調査内容の信頼性が疑わしく思えて
しまいます。
優秀な社員の流出
今後の調査で他に不正や不具合が発覚し、
業績赤字が続くような状況となれば給料の支給にも影響します。
そうなれば収入が減りますので、
従業員のモチベーション維持が困難となります。
この状況では、
優秀な社員を繋ぎ止めることは難しくなります。
優秀な社員は、同業他社や他の業界でも通用するので
あえて回復が見込まれ無い、悪い環境の中で過ごす必要はなく
感性の優れいている敏感な社員は、既に行動を起こしているかもしれません。
社員の給料は下がる?
平均年収は666万(ヤフーファイナンス)となってます。
年収では優良企業の分類です。
HPのコメントでは
今後の業績への影響は不明?!と記載されてます。
赤字にならなくても、信用がなくなり売り上げが減れば
ボーナスカットは実施される可能性はあります。
ただし、冷静な見方をすると
親会社である宇部興産ではなく
子会社である、宇部丸善ポリエチレン社の問題で
品質も実は全く問題なくて、必要のない検査項目が
契約書に残っていただけ?!の問題と判断できれば
宇部興産そのものは本当は全く問題ないかもしれません。
しかし、ニュース含めてメディアの報道の仕方次第では
国民に誤解を生む
(宇部興産が主導的に不正をしていた?と認識させてしまう)
となれば、先日の株価の下落の様に業績に影響が出ると考えます。
追加調査結果で更に悪い情報が出れば
最悪リストラを実行せざるを得ない状況になるかもしれません。
そうなれば希望退職の募集、ボーナスの削減等を実施する事が予想されます。
経営層はこれを口実に、
ローパフォーマンス社員の子会社出向や
肩たたきをしたりするのではないでしょうか?
(宇部興産がそんなブラックな会社でないとは思いますが)
当分は社員の実務として調査という尻拭いと、信頼回復の対応が多くなります。
この様な業務をこなし、給料も減るかもしれないという不安な気持ちで
職務を遂行する日々が続きます。
出典:ヤフーファイナンス
ただし、最近の利益は上昇してますので、好調と言えます。
業績への影響は不明ですが、直ぐに傾くレベルではないでしょう。
社員が取るべき行動は
それぞれの環境によって状況は異なると思います。
今、目先で倒産の危機にあるわけではありませんが
どんな会社にいても、何が起こるかはわかりません。
どんな事態になっても自分で選択肢を多く持つ事が肝要です。
会社に残る場合
大げさかもしれませんが、どんな事態が起こっても
会社と生死をともにする覚悟がある。
または、定年間際であればこれが最良の選択肢になるでしょう。
会社に残ると覚悟する場合は、目先の苦労を覚悟し
自分で未来を切り開くほどの決意ができるならば
選択肢の一つとなると思います。
要点として
どこまで自分のモチベーションを
維持することが出来るかになりますが
予期せぬ幸運な状況?!もありえます
それは部門や子会社の切り売りとなった場合です。
買収先は大抵業績が良いので
状況によっては、その買収先と同じ給料や待遇になるかもしれません。
ただし、大抵は良化は見込めず悪化しますので期待はしない方が良さそうです。
他の会社に転職する場合
出来るだけ早く、リクルート会社に登録し自分の能力の棚卸しをしましょう。
自分の選択肢を多く持つことはとても大事です。
他に問題が無いかは調査中であり、全貌が明らかになっていないので
準備する時間は十分あります。
今は人材不足ですし、優秀な社員はいつでも欲しい状況です
条件が合えば、今より良い待遇で採用する会社もあります。
ピンチをチャンスに変えて、より良い人生を選んでもらいたいと思います。
おすすめの生き方
宇部興産に限らず、働くサラリーマン全てに言える事ですが
今すぐに転職する気がなくても
自分の能力を理解し、どの様な状況になっても行動できる準備はすべきだと考えます。
様子を見て行動するのが最善の選択肢ではないでしょうか!
希望退職は、会社都合なので
退職金は自己都合より多く支払われます、
それまでに選択肢を多く持って準備しておっく
しかし、20代の若い社員は退職金は少ないので
宇部ブランドを最大限に活用し、景気が良い間に待遇の良い会社に
転職する事は、長い人生で見ると良い結果になるかもしれません。
まとめ
現在は、倒産の可能性は極めて低いですが
業績への影響は未知数で、
今後の調査でさらに問題が発覚する様であれば、
業績悪化する事は想定されます。
宇部興産の社員は子会社の不正問題で
大変な状態ですが一度限りの人生です。
自分の選択肢を広げて後悔のない選択をしてもらいたいと思います。
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