先月から、ヤマト運輸の未払い賃金の話が取り上げられ
その後に値上げの話がありました。
私は、これを聞いた瞬間にヤマト運輸は良いタイミングで
賃上げ問題と値上げを仕掛けたと思いました。
災い転じて福となすとは、この事です。
ヤマト運輸だけでなく他の運送会社も同じ問題を抱えてますが
ネット環境の浸透によりオンラインでショッピングする人口が
ここ数年で激増しました。
人手不足と仕事量の増加が重なって、かなり厳しい環境に
なっている事が想像されます。
景気が良くなれば、運送業から忙しくなるといいます。
よって、世の中の景気は良くなっている事も証明されてますが
当事者としては大変な状況でしょう。
その中で、先月大問題となった賃金未払いの問題を活用し?!
取引先や世間に値上げを要請しました。
これは、世間も心理的に大変な状況を理解しているので
無視する事は出来ないと考えます。
会社が困っている時に助け舟を出さない、出せないのであれば、
継続的な良好な関係は築けないので
その様な取引先ならば手を切るチャンスにもなります。
ヤマト運輸にとっては非常に有利に働き値上げ運動を展開できる状況です。
会社の危機をチャンスに変えたヤマト運輸さんは流石です、
転んでもただでは起きないとはこの事ですね。
ここで少し厄介なのは、業界大手のヤマト運輸が値上げしたので
他の運送会社も便乗する事が想定されます。
早速、数日後に郵便局が動き出しました。
これから、佐川運輸、となみ運輸等の大手も動き出すでしょう。
大手の輸送費が値上げになると、次に想像されるのは
物の値段が上がるという事です。
多くの製品が物流を通じて世の中に送りだされているので
それは部品や製品に乗せられて、その分値段が上昇する事になります。
ここで、簡単に具体的な値段の仕組みを見て解説します。
例えば、5,000円のドライヤーがあったとします。
5,000円の内訳は、下記の様になります。
部品:2,500円
利益:1,500円
管理費:150円
梱包費:350円
輸送費:500円
実は、1割は輸送費なんですね。
なので、この輸送費が仮に2割上がると
500円が600円になります。
これだと単純に、100円の値上げになりますが
部品が2,500でできていたものが、いろんな部品の
輸送費が加算されて、2,700円になったとします。
その結果、部品が200円上がります。
そうすると、合計で5,300円となり
6%値上げとなります。
ちょっと前の消費増税以上のインパクトですね。
我々の生活に大きく影響しますので
これから注意する必要があります。
欲しいものがあれば早く購入した方がいいかもしれませんねwww
ぶりでした。今日も、ありがとうございます。
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