NEC社員の心境は!?リストラの影響によるマスコミ報道で不安増加?NECが2000年から数えて4度目で今回3000人の人員削減[リストラ]の発表がありました!多額の退職金を積んででも数千人規模のリストラを実施するとの報道は衝撃です!連結で10万人以上いるという社員はどのような心境なのでしょうか?その状況について社員の心境を考えてみました。
目次
リストラの内容
2020年の中期計画の中で、人件費の300億円
経費の130億円含めて430億円規模のリストラ
すなわち”事業再構築”を図るとなってます。
そのうち、国内の10万人のグループ員で9工場が対象となり
人件費分として約3000人を
主に間接部門で、ハード事業部門を中心に希望退職を募り
削減することになってます。
また、家庭用リチウム電池の事業からも撤退が決まってます。
リストラの背景
2001年から下記の様にリストラを実施してきました。
2001年:4000人
2002年:2000人
2012年:10000人
2018年:3000人 ← 今回
通信インフラのテレコム事業が一巡し
それが収束するスピードが予想以上に早かった事が
主原因と言われてますが
事業戦略の見通しが甘かったと言わざるをえないと思います。
出典:ヤフーファイナンス
NEC単体では、約21000人ですが、
従業員は連結で10万人以上おり
平均年収も43歳で、約800万円となります。
何歳以上が対象かは不明ですが、40歳以上は
この年収近くあるので、人件費の大半を占めていると予想します。
2chのコメント
落ち目って言われてからそろそろ20年くらい経つんじゃないか
大したもんだ
社長の環境と心境
NECの新野隆社長は、2017年1月30日の会見で
これからの業務は『チェレンジング』を自ら宣言してました。
今回の発表は、希望退職を含めて極めて断腸の思いでの発表かと思います。
どのような心境なのでしょうか?
出典:ヤフーファイナンス
売り上げも利益も昨年、その前の年と比較しても
減ってます。特に利益が半減しているのが気になります。
おろらく、今行動しないと直ぐに赤字になりますし
体力があるうちにリストラをして
利益を出せる体質にする事を目標にしている事でしょう。
次の成長分野、特にAIに注目し
生体認証
セキュリティ
ネットワークサービス等に力を入れる目論見となってます。
ここは痛みを伴うわけなので、何としても排水の陣で
構造改革にのぞみ、10万人近い連結社員の生活と仕事を
守る決意をしている事でしょう。
従業員の心境
これだけの大企業なので
トップマネジメントで決まった物事の伝達にも
時間がかかっている事でしょう。
よって、社員はニュースや報道をみて
状況を把握していると思われます。
最新情報は、ネットやスマートフォンで
ニュースや2チャンネル等を確認し入手している事でしょう。
また、社内ではこの話題が大きく取り上げられ
日常の業務が集中してできない環境になっていると思われます。
社員は下記の様な心境になるのはないでしょうか?!
- またリストラか
- 退職金が多いのでチャンスか
- 会社は社員を大切にしないのか
- 社員を守るのが会社では
- 将来が不安
- もっと利益を出して給料が増えるぞ
- 役に立たないバブル世代、管理職はやめてくれ
- 逆に改革のチャンスだ
この状況でどうすべきか?!
結論:自分で判断、決断し行動する事です。
自分でコントロール出来ない環境やニュースに惑わされない事です
自分に何ができるのか?を自分で判断、決断し
それに沿って行動することです。
会社や社長の方針に納得が出来て
今後会社を盛り上げるつもりであれば、
今目の前にある業務に集中し全力を尽くす事です。
不安であったり、自身の気性に合わないのであれば
別の道を探して、退職金が多く出る内に退社し
新たな環境でスタートするのが得策でしょう。
とにかく自分で決断し行動することです。
マスコミが、会社が、社長が、上司が・・・と言って
他人軸で捉えても、何も改善しません。
まとめ
NECは、2000年から始まって
今回4度目の大規模なリストラを発表しました!
会社の将来を見据えて
3000人以上の人員削減を目標とした
改革を発表しております。
成長戦略としてAI(人口知能)を使った分野での
挑戦を宣言し今回の事業の見直しもしております。
社員には自分自身を棚卸し得意な能力、やりたい事を意識し
常に力をつける事が求められます。
そして自分で判断、決断し行動する事が
未来を斬り開きます。
リストラの波に溺れないように自己防衛を図りましょう!
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