ジャパンライフが事実上倒産!?その理由は?どんな会社でどんな商品がある?先日ジャパンライフが業務停止命令を受け事実上倒産!?とのニュースがありました!負債総額が2000億以上との事で凄い額になってます!いったいどんな会社で何が起こったのでしょうか?調査してみたいと思います。
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東京地裁から破産手続きの開始決定を受けました!
契約者は高齢者を中心に昨年の7月時点で6855人
預託残高は1714億円と見られてます。
負債総額は、約2405億円とも言われてます。
目次
どんな会社
出典:http://www.japanlife-net.co.jp/company/より
会社のHPがあり、会長が山口隆祥さん、社長が山口ひろみさんで
資本金が4億7,640万円、44年の事業実績があります。
山口家のオーナー会社の様です。
創業当時は、群馬からスタートし
磁気製品をアメリカ、台湾、中国にも輸出していた様です。
会社HPの沿革より
1974年 | 群馬県伊勢崎市にて創業 |
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1976年 | 群馬工場を建設 |
1980年 | 医療用具認可家庭用磁気治療器を発売 |
1982年 | 本社をサンシャイン60(37階)に移転 |
1983年 | ジャパンライフ ヘルスパットを発売 財団法人ライフサイエンス振興会を設立 |
1984年 | 埼玉県児玉工業団地に埼玉工場を設立 第1回ハワイ大会国際会議を開催 |
1985年 | 米国へ商品輸出開始 |
1986年 | 台湾、中国への製品輸出を開始 |
従業員
従業員数 746名(2017年5月11日現在)
事業内容
家庭用永久磁石磁気治療器の製造・卸・販売
化粧品の卸・販売、健康寝具の製造・卸・販売
栄養補助食品、清涼飲料水の卸・販売
HPでは、磁気製品を中心に
栄養補助食品、ビューテイケア用品を扱ってます。
ちょっと気になったのは
どこを見ても値段が出てません。
調べてみると、ベッドは数百万円するので
それを数年間のレンタル契約するビジネスの様です。
検索してみると
グレードにもよりますが500〜500万円/台の数値が見えました。
ネットワークビジネススタイルの様で
どうも実際は数百万円の融資(投資?)をして
その融資した製品をレンタルしてその利益を融資した人に
還元するビジネスの様です。
業務停止・事実上倒産!?の理由
44年の実績がありながら、いきなり会社の具合が
悪くなるのは何らかの原因があります。
私が気になったのは、HPの沿革にあった
下記数年の出店対応です。
非常に短期間で多くの場所に出店をしてます。
2015年 | 1月 静岡県富士店をオープン 2月 三重県名張店をオープン 4月 宮崎県日南店をオープン 5月 茨城県日立南店をオープン 5月 神奈川県相模原店をオープン 7月 岡山県岡山店をリニューアル 7月 愛知県岡崎店をオープン 8月 茨城県水戸市に水戸店を移転 12月 山形県東根店をオープン 12月 栃木県真岡店をオープン 12月 三重県津店をリニューアル |
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2016年 | 1月 宮城県大崎店をオープン 2月 富山県砺波店をオープン 3月 福島県いわき店をオープン 4月 兵庫県豊岡店をリニューアル 8月 広島県呉店をオープン 8月 福岡県福岡店をオープン 10月 奈良県奈良店をオープン 11月 千葉県千葉店をオープン |
2017年 | 2月 福島県南相馬店をオープン 3月 茨城県笠間店をオープン 4月 愛知県安城店をリニューアル |
ここで考えられるのは
急速な出店対応に対して、人員の教育と管理が
行き届かなくなった事が原因と思われます。
製品そのものは、
様々な特許やISO指定の自社工場で製造されており
44年の会社の存在実績を考えると
それなりに、市場で評価され使われているものと考えられます。
ジャパンライフの製品を使った事はありませんが
会社の創業実績と製品の特許実績、工場のISO認証から
その様に判断は可能です。
恐らく、高額商品に融資、
レンタルしてもらう契約結果のみが重要視され
ビジネスとしての信頼や製品の良さを伝えて
継続的なビジネスを構築するところが欠如した。
*行政処分を受けたのはその様な事情があった事が
容易に想定されます。
また、急激に増えた店舗にかかる費用が
売り上げが伸びるペースで構築したため
行政処分による売り上げ低下をカバーできなかったと
推測します。
まとめ
エアバックのタカタに次ぐ
大型の倒産!?となった、ジャパンライフ
ネットワークビジネスのビジネス形態はともかく
700人以上の従業員と
多くの特許を持った数々の製品があるだけに
ビジネスモデルの運営面でこの様になった事は
非常に残念です。
製品と工場があるので
どこかの投資会社か融資する会社があれば
復活する機会があるのではないでしょうか?
今後の動向に注目です。