東芝倒産の可能性は!?社員の給料はどうなる?取るべき行動は!7000人規模の人員削減を含むリストラを発表した東芝!昨年は決算の発表を遅らせるなど上場廃止まで心配されましたが、米国の原発事業の巨額な損出から利益の高いメモリ事業を売却し再建中となってます!東芝の倒産する可能性は?社員の給料はどうなるのか取るべき行動とは?何かを見てみましょう。
目次
東芝倒産の可能性は!?
結論から言いますと、すぐに倒産とはなりません
理由として
1.経済力的に
2期連続の赤字から、今年の決算では見事に黒字化に成功しており明かりが見えてます。
また、今回のリストラで更に体質を強化し利益体質を維持しようとしてます。
リストラの発表のあった今日(2018年11月8日)も、株価は良い意味に捉えて上がってます。
2.社会的な役割として
これほどの大企業になると簡単に倒産させる訳には行きません。
連結で13万2千人以上いる従業員と取引先を考えたら100万人以上に影響します。
引用:ヤフーファイナンスより
これらを考えると今すぐ倒産するのはむしろ難しい事でしょう。
しかし、今後の浮上続ける道筋が不透明です。
出典:ヤフーファイナンス
まずは、心配なポイントを見てみましょう。
LNG事業の撤退と原発の精算に莫大な費用がかかる
報道によれば、リストラの目玉はエネルギー部門を中心に人員削減をしLNG事業を撤退する事を表明してます。また同時に米国の原発事業も精算するとの事で、それは1兆円規模の損出になるとか。。。
額が大きすぎて想像を超えてます。
この新たに出た、LNG関連の損出がどれくらいになるのか大きな影響を及ぼしそうです。
利益を出していた半導体・パソコン事業をすでに売っている
黒字事業で、東芝の柱でもあった半導体部門はすでに東芝から身売りされありません。
早く次の利益創出部門を作り出し、基盤を固めなくてはなりませんが
東芝のHPでは、破壊的イノベーションの環境変化をチャンスと捉えて東芝の総力をあげて新規事業に取り組むとあります。
その中には、リチウム電池事業、医療関係でガンの治療につながるもの、モビリティ、産業分野で優位に立つものを研究・開発している様な記載がありました。
具体的に、何で儲けていくのかがぼやけてます。(開発中だと思いますが)
総資産が約4兆4000億円あり、超巨大企業ですが
東芝船は大きすぎて小回りが効いていない状況が見て取れます。
(2015年の不正会計でも確認に相当の時間を要しました)
出典:ヤフーファイナンス
決算説明会では、5年後に一流のポジションを確保するシナリオになってました。
また、来年は調達コストの改善、リストラの効果、売り上げアップで1400億円レベルの利益を想定してます。
東芝と取引のあるサプライヤーはコスト削減協力を強く求められ
リストラによる東芝社内の人員削減は確実に実行されます。
また、売り上げをあげるので営業にかなり高いノルマが課せられると想像します。
*リスクバッファで300億を見ているところは日本らいし計らいです。
今が踏ん張りどころなので、これは生き残る為に社員に求められて当然なのですが
かなりハードルの高いものとなるでしょう。
優秀な社員が流出する
この状態で会社が再度赤字になる様な事態になったり、負荷の高いプレッシャーがかかると
給料も増えにくくなりますし、社員間の関係もギスギスしたものになるかもしれません。
そんな環境で、社員のモチベーションを維持するのが非常に難しくなります。
その様な状況で優秀な社員を繋ぎ止めることは非常に困難です。
優秀な社員は、同業他社や他の業界でも通用するので
あえて今後回復が見込まれる悪い環境の中で過ごす必要はありません。
おそらく既に行動を開始している人もいるのではないでしょうか?
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社員の給料は下がる?
平均年収は約815万(年齢43.5歳、ヤフーファイナンス)となってます。
年収だけをみると超一流の優良企業と言えます。
リストラで確実に行われるのは人員とボーナスカットですが
固定費の削減は確実に実行されることでしょう。
予想ですが、目先で
年収ベースで最大100万近くは減る方もいるのではないでしょうか?!
次に考えられるのは追加のリストラで
特に思ったより売り上げが上がらない場合は、希望退職や給料カットを実施する事も考えられます。
社員が取るべき行動は
年齢、役職や環境によって見極めが大事です。
会社としては、発展する事業を見極めて先行投資し
先行者利益を得る様に施策をうつ必要がありますが、
東芝は巨大すぎて小回りが効かない分、簡単に軌道修正はできなく
原発事業や今回のLNG事業の様にコケた時の損害が莫大になります。
ここ数年は方向性を誤ってますので、会社の方針に対する信頼性が揺らいでます。
社員としては
どこまで会社の方針を信じて進めるかが肝になります。
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会社に残る場合
会社に恩があり、社長を信じて前に進む覚悟がある。
定年間際であり今更行動するのも時間的に余裕がない場合は
この選択と行動になるでしょう。
会社に残る場合は、今の苦労は再建の為の過程と覚悟し
数年後に未来が見えると思えるならば選択肢の一つとなるでしょう。
が、いばらの道である事には変わりありません。
場合によっては、追加リストラで希望退職も実施される可能性があります。
また、半導体事業の様に儲かっていても事業ごとに切り売りし外資からの企業買収の話も出てくるかもしれません。
そんな環境でモチベーションをどう維持できるかが
ポイントになりそうです。
他の会社に転職する場合
即転職する必要はありませんが、
できるだけ早く、
転職会社に登録し自分の能力を棚卸しをしましょう。
自分自身で選択肢を一つでも多く持つことは今の世の中では、重要です。
超巨大企業で、近年は黒字化に成功しており、2018、19年中に倒産はありえないと思われます。
まだ、時間があります!今は人出不足で、売り手市場ですので
働く皆さんに主導権がある状況です。
市場では優秀な社員はいつでも欲しい状況です
今と同等以上の待遇で採用する会社もあるでしょうから
自分の強みを生かしてより良い人生を歩んでもらいたいと考えます。
おすすめの生き方
今すぐに転職活動する気がなくても
自分の能力を棚おろしし、どの様な状況になっても行動できる準備はすべきだと考えます。
様子を見て行動する(残るか去るか)のが、今は賢い選択肢と思われます。
会社から希望退職となれば、会社都合になるので
退職金が通常より多く設定されます、
それまでに目星を付けて構えておくのも
一つの行動指針となるでしょう。
まとめ
東芝は、現時点で倒産の可能性は低いですが
ここ数年は事業予想が外れ舵取りがうまく行っておりません。新しい戦略が上手くいかなければ、業績の悪化が2、3年続き、更に会社として厳しい環境になる可能性があります。
企業体質の強化で年収の低下や更なるリストラが実行される事もあるでしょう。
会社と周りの経済状況を見極めて、いつでも対応出来る様に個人的に準備をし備えることが肝要です。
東芝には、1日も早く基盤を強化し日本の代表企業として堂々と市場と戦い生き残ってもらいたい、できれば日曜日のサザエさんのメインスポンサーにも早く戻ってきてもらいたいと切に願います。
今後の戦略と行動に注目しましょう!!!
社員の皆さんは
自分の選択肢を広げて後悔のない選択をしてもらいたいと思います。
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